荷川取美佑さんが4冠/全宮古小学珠算競技大会
232人が練習成果競う
第22回全宮古小学生珠算競技大会(主催・全国珠算教育連盟沖縄県支部宮古地区)が10日、市中央公民館大ホールで開かれた。幼稚園児から小学6年生までの232人が参加。競技の結果、学年ごとの個人総合競技の6年生の部は荷川取美佑さん(平良第一)が優勝。荷川取さんは、種目別競技の3競技でも優勝し、前年に続いて4冠の快挙を成し遂げた。珠算を一生懸命に練習し、小6までに検定2級以上に合格した児童生徒43人を、他の模範とたたえ「珠算優良児童生徒」として表彰した。
開会式で、全珠連県支部宮古地区の譜久村藤枝地区長は「きょうのためにいっぱい練習してきた。自分の最高得点を目指して頑張って」と呼び掛け。同連県支部の宮城忍人支部長(代理・新垣光彦副支部長)は「お父さんやお母さんたちも応援している。伸び伸びと力を発揮して」と激励した。
参加者を代表して新城裕樹君(平良第一小3年)と仲里梨花さん(鏡原小2年)が「練習成果を十二分に発揮し、正々堂々と闘うことを誓う」と力強く宣誓を行った。
この後競技に移り、参加者らは競技委員長の「用意始め」で問題に取り組み、「やめ」の合図で鉛筆を持った手を高く上げ、もう一方の手で問題用紙を裏返すなどして速さと正確さを競った。
会場には保護者らが大勢詰め掛け。「パチパチ」とそろばんを弾く音を聞きながら我が子の活躍を見守った。
4冠を達成した荷川取さんは「個人総合は思ったより点数が伸びなくて悔しい。種目別は目標が達成できた」と話した。幼稚園のころから、そろばんに親しんできたという荷川取さんは、昨年10月に10段を取得した。「そろばんは人と勝負して、勝った時の達成感や、目標に向かって頑張っていけるところが好き。中学生になってもいろいろな大会に出て優勝を狙いたい」と抱負を語った。