多良間君(宮総実2年)全国へ/九州ゴルフ選手権で3位
「アンダーパー目指す」
ゴルフの第38回九州高校選手権春季大会(主催・九州高等学校ゴルフ連盟など)が15、16の2日間、大分県の臼杵カントリークラブ(パー72)で36ホールストロークプレーで行われ、宮古総合実業高校2年の多良間伸平君(17)がトータル155で3位に入り、全国大会への出場権を獲得した。初日は3位タイ。2日目は出入りの激しい内容でスコアを落としたが、単独3位でホールアウトした。全国でも上位を目指す多良間君は「アンダーパーで回りたい」と抱負を語った。
全国大会は中2、中3、高1と経験しているがいずれも夏季大会で春季は初めて。
昨年11月の九州高校ゴルフ新人戦で初優勝。昨年12月の全国高校選抜ゴルフマッチプレー選手権大会では4位に入賞した。
引退した宮里藍さんの父宮里優さんの指導を受け、めきめきと頭角を現している。
九州選手権には、九州各県から男子69人が出場。全国出場枠13人を目指して熱戦を展開した。
昨年は1打差で惜しくも全国を逃し、今年はリベンジで臨んだ。
初日は2バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの4オーバー76。最終日は雨と風に寒さも加わる悪コンディションの中、1バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの7オーバー79で上位に食い込んだ。
多良間君は大会を振り返り「バーディーの後にOBを打ったりした。バーディーを守ろうとする意識が強く、それが力みにつながった」と話した。
平常心を失わずにプレーすることの大切さを実感したようで「バーディーを取った後でも冷静に次のホールに臨みたい」と語った。
首位タイとは10打差をつけられたが「全国ではアンダーパーで回らないと上位に入れない」と前を向いた。
砂川中卒。小5からゴルフを始め、現在は平日はゴルフ練習場で約2時間の打ち込み、週末は実戦を想定してコースで練習に汗を流している。
多良間君は17日午後、帰島。空港では学校関係者が横断幕で出迎えた。