宮総実、那覇に快勝/県高校野球が開幕
エース仲宗根が完封
【那覇支社】第65回県高校野球春季大会(主催・県高校野球連盟)は21日開幕し、同日は1回戦6試合が行われた。沖縄セルラースタジアム那覇の第1試合に登場した宮総実は那覇と対戦し、4-0で快勝して初戦突破を果たした。2回戦では中部商業と対戦する。
後攻の宮総実は三回、先頭打者の8番砂川竜輝と1番濱川義幸が安打で出塁し、1死二、三塁の好機に2番粟国剛志が左中間を越える二塁打を放ち2点を先制した。続く四回には、5番仲宗根俊輔の右越え二塁打と失策で1点、六回にも1点を加え4点を奪った。
守備では三回、1死三塁の場面で、飛び出した三塁走者を捕手の濱川真輔が見逃さず三塁と本塁間で挟んでアウトにするなどピンチを救うプレーでチームを勢いづけた。
投げては、エースの仲宗根純平が、得意球のカットボールを中心に低めに集める丁寧な投球で、相手打線に付け入る隙を与えず4安打7奪三振の見事な投球で完封勝利を飾った。
試合後、神里正太監督は「今日は仲宗根の粘り強い投球と、エラーはあったがそこで崩れなかったことが勝因。この冬に捕球率とミートを心掛けた打撃を練習してきたが、好機にその成果が出た」と振り返った。
濱川真輔主将は「ミートを心掛けた打撃とつなげる野球を意識したことが勝因。冬の基礎練習の成果が出せた。次もつなぐ打線で勝ちたい」と表情を引き締めた。仲宗根純平は「今日は低めを意識して投げた。初回と最終回が課題なので、そこを特に意識した。次戦も打たせて取る投球で勝ちたい」と力を込めた。
粟国は「インコースの直球を狙って、強い打球を打つことを意識して打席に入った。その球を打てたのでうれしい。次もチャンスで打ちたい」と語った。
▽結果は次の通り
那覇
000000000-0
00210100×-4
宮総実
(那)瀬長-根波
(宮)仲宗根純-濱川真
▽三塁打=瀬長(那)
▽二塁打=粟国、仲宗根俊(宮)