産業・経済
2018年3月24日(土)8:58
葉タバコ収穫始まる/栽培農家
快晴の下、反収アップ期待
上野地区で今期産の葉タバコの収穫が始まっている。快晴に恵まれた23日、同地区の栽培農家は収穫機に乗り、下葉の摘み取り作業に精を出していた。25日から伊良部地区などで収穫作業が本格化する。
各地の栽培農家の一部では、葉タバコの淡い桃色の花を摘む芯止め作業に大わらわ。多くの畑では、葉が青々と生育し、上質の作柄を予想させている。
上野地区では23日午前、栽培農家の男性(53)と神奈川県から1カ月前に移住した酒井誠哉さん(25)の2人が、収穫機に乗って下葉を一枚一枚丁寧に収穫していた。
収穫の手を休めた男性は「今期産の葉タバコは上々の出来」と笑顔で語り反収アップに期待を込めた。
酒井さんは「永住の決意で移り住んだ。葉タバコ作業を手伝って2週間になっているが、とても楽しい。一生懸命頑張りたい」と話し、額の大粒の汗をぬぐった。
平良西里の日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所では7月から買い取る予定。
2017年産葉タバコの実績は、買入重量が1218㌧、総販売額約22億8000万円。平均反収216㌔。