新トイレの供用開始/新城海岸
14年以来4年ぶり
城辺の新城海岸隣接地で昨年7月から整備工事が進められていたトイレ施設が完成し、4月2日から供用を開始している。以前あったトイレ施設が森林法に抵触していたことが明らかになり原状回復のため撤去を行った2014年以来、今回の供用開始は4年ぶりとなる。
以前のトイレ施設は旧城辺町時代の1994年に新城海岸背景地の保安林に建設されたが、県の許可を得ていなかったことが分かり2013年12月に宮古島市が県から厳重注意を受け、原状回復のため14年3月に撤去を完了させた。
市では早期再設置を目指し、県と調整を行ってきたが、保安林指定の解除手続きや近隣にある埋蔵文化財の発掘調査などがあり、着工までに時間を要した。
新しいトイレの広さは53・87平方㍍で、男子トイレには洋式トイレ2室と小便器三つを、女子トイレには洋式トイレ3室を設置しているほか、障害者用トイレ1室、男女更衣室各3室、足洗い場がある。洋式トイレの壁などには塩害に対する耐久性が強く、市内の海岸近くのトイレの多くで取り入れられている御影石を使用している。
昨年7月7日から着工し今年2月28日で工事が完了。3月中旬に検査を終え4月2日からの供用開始となった。総事業費は建築費や機械設備費などを合わせ5429万4000円。
以前のトイレ施設撤去後、同海岸では仮設トイレで対応してきた。