開校向け準備室開設/結の橋学園
関係者見守る中、看板設置
2019年4月に開校する伊良部島小中学校(愛称・結の橋学園)に向け、市役所城辺庁舎内に同学園の開校準備室が今年度から開設された。6日には関係者による開設式が行われ、市教育委員会の宮國博教育長と同準備室の宮城克典室長が看板を設置した。今後、小中一貫教育課程の編成や学校運営などソフト面の整備を中心に、開校に向けて急ピッチで作業を進めていく。
あいさつで宮國教育長は「この準備室は、教育課程の編成などソフト部分をしっかりまとめていくのが役目。開校に向けて、ようやくこの準備室の開設にまでこぎ着けることが出来たのも皆さんの協力おかげ。来年4月に向けて準備を整えてほしい」と呼び掛けた。
宮城室長は「壮大なプロジェクトで開校する結の橋学園の開校準備室長としての責任、重圧を感じているが、それに関われることに対する喜びと使命感も感じている。児童生徒が楽しく安全安心に通える学校。さらに地域のコミュニティーとしての開かれた学校づくりに取り組んでいきたい」と意気込みを示した。
そのほか、伊良部・佐良浜小学校及び伊良部・佐良浜中学校統合協議会の仲間明典会長もあいさつを行い、魅力ある学校づくりに向けた同準備室の作業に期待を寄せた。
同準備室の主な業務は▽義務教育9年間一貫した教育課程の編成▽小中一貫した学校運営体制・指導体制の構築▽同学園の教育について保護者や地域等への周知-などとなっている。
開設期間は4月1日~19年3月31日までの1年間となっている。
スタッフは、宮城室長のほか、小中一貫の特色ある英語教育の開発に向けて、研究を行う佐良浜小学校の新城直人教諭と同中学校の友利芳江教諭。さらに、全体の小中一貫教育のカリキュラム構築を担当する砂川誠指導主事で構成されている。
そのほか、宮城室長は、同学園の初代校長に就任する予定となっている。