宮糖多良間2万5000㌧/サトウキビ
今期搬入終了 平均糖度13・47度
【多良間】宮古製糖多良間工場(来間春誠工場長)の2017-18年期産サトウキビの原料搬入が6日終了した。今期の全搬入量は2万5410㌧。平均糖度は13・47度だった。
今期は17年12月11日から操業開始した。天候にも恵まれた豊作型で、前半は糖度が上がらず、伸び悩んでいたが、後半に入り糖度も徐々に上がり良い品質となった。最高糖度は18・00度だった。糖度区分別構成比をみると基準糖度帯の原料が39・66%、基準以上が22・84%、基準以下が37・51%だった。
1㌧当たりの農家平均手取り額は2万1533円。搬入量は当初見込みの2万5000㌧を364㌧上回った。
来間工場長は「17年12月から製糖開始し、前期は糖度が12度帯で思うように糖度が上がらなかったものの3月に入り右肩上がりで良い品質になった。また今期製糖で現在使用してきた建物が42年の幕を下ろすことになる。新工場の建設も完成へ向け取り組んでいる。有終の美を飾った建物に感謝したい」と話した。
新工場建設に伴い、9日から、現在の事務所、倉庫の解体作業が始まる予定となっている。