白バイ4台で取り締まり強化/宮古島署
交通死亡事故多発受け
県警本部交通機動隊から応援の白バイ3台と宮古島署の白バイ1台の合わせて4台による特別交通取り締まり出発式が16日、下地敏彦市長も出席して宮古島署(前花勝彦署長)で行われた。宮古島地区交通安全協会(新里孝行会長)のボランティアや心愛保育園児らが見送る中、白バイ4台は管内の特別交通取り締まりに出発した。
宮古島署管内では今年に入り交通事故が多発、死亡事故も連続して発生していることから、交通機動隊の応援を得て、特に二輪車に対する指導取り締まりを実施し、交通安全意識の高揚と交通事故防止を図る。
管内では2月、3月と交通死亡事故が連続して発生した。出発式で前花署長は「非常事態宣言も発表したが、さらに事故が発生するという厳しい状況に宮古島署も大変な危機感を持って取り締まりなど各種対策をしてきた。白バイの応援で特に二輪車に対する指導取り締まりができることを心強く思っている。今後、宮古島から死亡事故を発生させないという強い決意で署一丸となり取り組んでいく」とあいさつした。
下地市長は「非常事態宣言中に事故が発生した。われわれの意識を今一度改める必要がある。交通機動隊の白バイを派遣してもらい、交通死亡事故、交通違反を無くそうというキャンペーンができることはありがたいこと」と述べた。
この4台の白バイは22日に行われる第回全日本トライアスロン宮古島大会の先導も務める。
白バイ乗務の警察官は宮古島署の比嘉俊佳警部補、県警本部交通機動隊から西銘勇貴巡査部長、高吉慶巡査長と大城幸太郎巡査の4人。