交通安全の意識高揚図る/宮古島署
公開交通指導取り締まり実施
宮古島署(前花勝彦署長)は19日、ファーマーズマーケット「あたらす市場」前の県道78号で公開による交通指導取り締まりを県警本部交通機動隊の白バイ隊員3人を含む18人で実施した。実施結果は無免許運転1件、整備不良4件、信号無視1件、その他(携帯電話等)4件、シートベルト非着用等1件の合わせて件だった。逮捕者は無かった。
宮古島署はこの交通指導取り締まりは、必ずしも違反を取り締まる目的ではなく、非常事態宣言中に交通死亡、人身事故が続発したため、地域住民の交通安全、交通マナーに関する意識を高めていきたいとの目的で実施した。
県道78号の中央分離帯側の車線を使い▽カーテン使用車▽シートベルト違反▽近隣排気音測定器で改造マフラー装着の二輪車-などを主に指導するとともに取り締まった。
同署管内では今年に入って2月末から約1カ月の間に、交通死亡事故が3件発生し、3人が死亡している。また、3、4月に人身事故も2件発生した。事態を重く見た宮古島市、宮古島署と宮古島地区交通安全協会は3月2日に交通死亡事故連続発生に伴う非常事態を宣言した。
非常事態宣言では▽法定、規制速度を守る▽車間距離を十分保持する▽二輪車を運転するときは乗車用ヘルメットを確実に着用する▽車の後部座席同乗者もシートベルトの着用を徹底する▽二日酔い運転、飲酒運転は絶対にしない▽過労運転は重大事故を引き起こす大きな原因になるので、疲れを感じたら車を止めて休む-などを心掛けるよう呼び掛けている。