ブラウン、V2意欲/トライ共同記者会見
鷲津も女子連覇に自信
第34回全日本トライアスロン宮古島大会の有力招待選手による共同記者会見が20日午後、JTAドーム宮古島であった。前回大会総合優勝のキャメロン・ブラウン(45)=ニュージーランド=は「もう一度、優勝トロフィーを取りたい」と連覇に意欲を見せた。女子の鷲津奈緒美(34)=神奈川=も「1年間の練習の成果を感じたい」と話し、大会2連覇と女子初4回目の優勝に自信をのぞかせた。
会見には、男子はブラウンのほか、前回総合2位のサイモン・ヤン(31)=ドイツ=、同5位のダミアン・コリンズ(28)=オーストラリア=、同7位の菅沼伸哉(35)=沖縄県=、過去2回の優勝経験を持つパク・ビョンフン(46)=韓国=が顔をそろえた。
女子は鷲津と前回女子3位の一本松静香(24)=東京=、32回大会2位のジュリア・マイ(38)=ドイツ=が会見に臨んだ。
ブラウンは「ランを昨年より良くする。スイム、バイクでできるだけ余力を残してランにつなげたい」とレースプランを語り、「タフなレースになるが、最後までいく」と力強かった。
鷲津は「大好きな宮古島でのレースが楽しみ」と笑顔を見せ、「バイクで良い位置に立ち、ランでは『私はまだ強くなれるんだ』ということを実感できる走りをしたい」と語った。
ヤンは「スイムで良い位置につけて、バイクとランは他の選手の調子を見ながら戦略を練る」と上位を狙う構え。コリンズは「タフだが自分の走りに集中して取り組む。戦略は体と相談して立てる」とトップ3入りに意欲的だった。
菅沼は「ここまできたら気持ちを強く持ってレースに挑むだけ」とシンプルに考える。「勝負を思い切り楽しみたい」と話した。
パクは「バイクで自己記録を更新する。表彰式で韓国の国旗を揚げたい」と3位入賞を目標に挙げた。
女子の一本松は1月にプロ宣言し、宮古島大会が初の公式戦だ。「スイムで先行し、陸では追い付かれないように踏ん張りたい」と逃げ切りの展開を描く。マイは「過去3位と2位に入賞している。今回は1位を取る。今までで一番ハードにいきたい」と話した。
レースは22日午前7時号砲。スイム3㌔、バイク157㌔、ラン42・195㌔で争われる。