供用開始、3カ月遅れに/リサイクルセンター・プラザ棟
市ごみ処理施設等建設委
運営は当面、市直営ノウハウ蓄積後、委託へ
市ごみ処理施設等建設委員会(委員長・長濱政治副市長)の第4回委員会が25日、市役所平良庁舎で行われた。今回はリサイクルセンタープラザ棟の管理運営について審議し、当面は市が直営で運営して最終的には民間に委託することを確認した。また、同棟の供用開始を来年4月に予定していたが、3カ月遅れて来年7月になることも分かった。
プラザ棟の供用開始の遅れについて、市振興開発プロジェクト局は「現在進められているリサイクルセンター工事棟の屋根を設置する際に敷地に大型クレーンを設置する必要があり、それがプラザ棟の建設工事にも影響を与えるので3カ月ほど遅れる」と説明した。
供用開始の遅れが与える影響については「予算面も繰り越し手続きを行うので、問題などはないと思う」と話した。
リサイクルセンターのプラザ棟は、現在設計が進められており8、9月の準備期間を経て10月から建設工事がスタートする。
また、外構工事も来年1月に始まり6月をめどに終了。7月からの供用開始を目指している。
市の直営から民間委託にしていく流れについては、市が直営している間に各種課題を解決し、運営についてのノウハウを蓄積した上で、興味を持っている民間企業やNPO法人などとの調整を図り、最終的には民間へ委託していくとしている。
今後は、5月下旬ごろをめどに第5回委員会を開催し、直営について具体的な内容の協議を行い、管理運営についての答申内容を確認。8月ごろに管理運営についての答申を予定している。
プラザ棟の施設内容は、修理再生機能については、家具工房と自転車工房を採用。展示・提供機能については、再生品展示、不用品情報交換、フリーマーケット、貸し出し提供が採用されている。
また、情報提供・学習機能については、リサイクル体験、各種教室、厨房機能を採用したほか、地域活動の支援機能については、講演会・イベント、地域活動が盛り込まれている。