“城辺統合中”事業が始動/市教育委員会
実施計画策定委設置へ/教室クーラー検討委も
城辺地区の4中学校を統合する事業が動き出す。宮古島市教育委員会(宮國博教育長)が26日の定例会で実施計画策定委員会の設置要綱を定めた。5月中にも委員を委嘱し、具体的な検討に入る。このほか市立小中学校の普通教室にクーラーを設置するための空調設備設置検討委員会を立ち上げることも了承した。
城辺統合中学校は2021年に開校する予定。計画策定委は、同校の開設に向けた実施計画案をまとめて市教委に報告する。
策定委は委員30人以内で構成する。委員は城辺地区の▽自治会代表▽地域づくり協議会代表▽中学校の校長▽中学校のPTA会長-のほか、教育総務課長と学校教育課長が務める。
部会を三つ設置する。校名や校章、校歌、制服等検討部会をはじめ、教育課程の基本方針や基本構想を審議する部会、施設設備等の整備及び生徒の登下校を協議する部会も設ける。
21年の開校を目指す城辺統合中学校は、現在の西城中学校に設置されることが決まっている。昨年9月の市議会定例会では否決されているが、改選後の12月定例会で可決された。
26日の定例会ではこのほか、市立幼稚園、小中学校の普通教室に、クーラーを設置するための検討委員会を立ち上げることも了承した。委員は10人以内。学校長の代表者やPTAの代表者、市職員で構成する。
市教委では、各学校の普通教室の温度を調べているという。委員会では、これらの調査結果等を基に、設置する学校の順番についても検討を進めていく。
市総合博物館協議会委員の任命や社会教育委員、文化財保護審議会委員の委嘱についても審議し、事務局提案の委員を認めた。