異常気象時の連絡体制確認/市村長と気象台長
「首長ホットライン」訓練実施
宮古島地方気象台(松田博之台長)と、下地敏彦市長、伊良皆光夫村長間の「首長ホットライン訓練」(通称)が25日、行われた。下地市長と午前10時30分に、伊良皆村長とは同11時に訓練を実施した。
「首長ホットライン」は、顕著現象時(異常気象時)に防災や被害の軽減のため、下地市長と伊良皆村長の防災対策にかかる判断に資することを目的として、松田台長との間で、ホットラインで気象状況に関する助言を行ったり、首長から気象状況に関して助言を求めるために市、村と気象台との間で構築された連絡体制。(「首長ホットライン」は気象庁での通称)。気象台と担当者間のホットラインは「担当者ホットライン」。
昨年の台風18号による宮古島市の避難準備、高齢者等避難開始情報の発令時には、発令の直前に、松田台長から市長へホットラインを実施した実績がある。
この連絡体制は過去の災害を顧みて、気象庁が積極的に助言すべきであるとの国土交通省交通政策審議会気象分科会の提言を受けて、気象庁が市町村の防災対応を支援する施策の一つで、この連絡体制は、他の気象台でも構築されている。