はしか、「予防接種」を/母子保健推進員連絡協
感染拡大でチラシ配布
「はしか・風しん0(ゼロ)キャンペーン」に伴う市母子保健推進員連絡協議会(平良慶子会長)によるチラシ配布が27日、市内の大型スーパーで行われた。例年は5月の中旬ごろに行われているこのチラシ配布は、県内でのはしか流行に伴い前倒しで行われた。この日は、推進員20人が買い物客らに積極的な予防接種などの対策を呼び掛けた。
県内では、はしかが流行しており、26日には県が宮古島市在住の男性が感染したことを発表。宮古での感染確認は2009年以来9年ぶりとなっている。
こうした背景を踏まえて、推進員たちは買い物客らに対して「お母さん、お父さん世代の感染も多いので気をつけてほしい」や「心配の方は抗体検査で確認して積極的に予防接種を受けてほしい」などと呼び掛けていた。
はしかは感染力が非常に強く、15歳未満の小児が感染すると肺炎や中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがある。
市健康増進課によると、1977年以前生まれの人は定期接種はなかったが、自然感染して免疫がある人とない人がいるが、大部分が免疫を持っているとしている。
77年~90年以前生まれは定期接種1回世代で、免疫が低い可能性があり、2回目の接種が必要となっている。
大人対象の予防接種が受けられる医療機関は次の通り。(カッコ内は電話番号)
いけむら小児科(73・4970)▽いしみねクリニック(75・5878)▽うむやすみゃあす・ん診療所(73・3854)▽城辺中央クリニック(77・4693)▽下地診療所(74・7878)▽砂川内科医院(73・0037)▽宮古島徳洲会病院(73・1100)▽ひが小児科(73・1477)-。