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産業・経済
2018年4月29日(日)8:58

4工場の搬入総量32万㌧/17-18年産キビ

前年比11万㌧の大幅減


各工場別操業実績

各工場別操業実績

 宮古地区の2017-18年産サトウキビ搬入が28日、宮糖伊良部工場を最後に終了した。4工場を合わせた総搬入量は32万1893㌧で、過去2番目に豊作だった前年の43万5563㌧に比べ11万3670㌧と大幅に減少した。平均糖度は13・86度で、基準糖度帯(13・1度~14・3度)に達しているものの前年度高品質だった15・76度を1・9度下回った。

 今期のキビ製糖は宮糖伊良部、多良間、城辺の3工場が昨年12月にいわゆる「年内操業」を開始。沖糖宮古工場も1月5日にスタートした。

 当初の搬入量は35万㌧が見込まれていたが、生育初期の病害虫被害や昨夏の干ばつ、台風などの気象条件が影響したことから、各社が下方修正した。

 全体の6~7割が株出し栽培であることから、株を立てた後の管理不足も少なからず影響したとみられる。

 品質も伸び悩み、後半は持ち直したものの平均糖度は宮糖伊良部の14・29度が最高で、宮糖城辺、同多良間は13度台だった。


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