平良安江さんが優勝
第4回とうがにあやぐ大会
第4回とうがにあやぐ大会(主催・沖縄宮古民謡協会、宮古民謡協会、宮古民謡保存協会、主幹・沖縄宮古民謡協会)が4月29日、カママ嶺公園内のとうがにあやぐ歌碑前の特設ステージで開催された。島、県内外から31人が出場し、予選を勝ち抜いた20人が、宮古島を代表する民謡「とうがにあやぐ」を披露し、自慢の歌声を響かせた。平良安江さん(城辺)が第4回大会優勝の栄誉に輝いた。
連続3回の出場で念願の優勝を果たした平良さんは「緊張して声も出なかったので、だめかと思っていたが、優勝できてとてもうれしい。とうがにあやぐは大好きな曲。歌えば歌うほど難しい。先人たちが歌い継いできた歌をこれからも大事に歌っていきたい」と初優勝の喜びを語った。
大会は午前10時、宮古民謡三協会の会長らが歌碑前で「とうがにあやぐ」を奉納した。大会本選は亀浜律子舞踊研究所による踊り、三協会代表の三線などによる「とうがにあやぐ」で幕を開けた。本選に出場した20人が、それぞれの思いを込め歌声を響かせた。
宮古民謡協会顧問の村吉順栄さんが「調弦、音程と思い入れの3点で審査した。第4回を迎え、全体的にレベルは向上している。今後とも宮古の大事な歌を皆さんで育ててほしい」と審査講評を述べた。
大切に歌い継がれてきた「とうがにあやぐ」の素晴らしさを再認識し、その保存、継承と芸能文化の普及発展などを目的に大会を開催している。
第4回大会の入賞者は次の通り。(敬称略)
優勝=平良安江(宮古島市)▽準優勝=前泊真季(同)▽3位=漢那林(同)▽審査員特別賞=宇保祐哉(石垣市)▽三協会会長賞=砂川彩夏(宮古島市)