架空請求で95万円被害/今年5件目、警察が注意喚起
宮古島署は4月30日、特殊詐欺(架空請求詐欺)事件が発生したと発表した。被害者は市内に住む19歳の土木作業員の男性で、インターネットで使えるギフト券を購入させられ、数回にわたって約95万円相当をだまし取られた。宮古島市では、同様な詐欺事件が今年に入って4件発生している。うち、2件は未遂に終わっているが、警察では高校生からお年寄りまで男女を問わず、幅広い年齢層で被害に遭っているとして「不審な電話や身に覚えのない請求などがあった場合は、すぐに支払わずに家族や警察、消費者センターに相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
警察によると4月17日午前7時30分ごろから同30日午後零時20分ごろまでの間、メールでインターネットサイトの利用料金が発生したように装い、退会料金などを支払わなければ法的措置も取るなどと脅し、男性からアマゾンギフト券利用権をだまし取った。
被害者の男性が警察に相談して発覚した。
同様な詐欺事件は1月に1件、2月に3件発生。手口は「有料サイトの未納料金がある。きょう中に支払わないと裁判になる」とうそのメールを送り、電子マネーをだまし取ったり、「アマゾンの会員料金の未納が発生している」などとうそを言い、電子マネーの番号などを聞き出すなどしている。