新年度予算14億円超/宮古土木事務所
主事業に下地島空港線/伊良部乗瀬橋、継続整備
県宮古土木事務所(平良勝一所長)は2日、2018年度当初予算を発表した。それによると、当初予算は前年度比13%(2億1800万円)減の14億4100万円。主な事業の一つに平良下地島空港線(伊良部・下地島)に2億1400万円が計上され、主に伊良部島と下地島を結ぶ乗瀬(のりせ)橋整備に投じられる。今後の各事業執行による経済効果が期待されている。
乗瀬橋は、地元では「ぬーしばし」と呼ぶ。県が下地島空港建設に伴い、空港関連施設道として整備し、1976(昭和51)年3月に完成した。全長112㍍、幅員9・3㍍。片側1車線の2車線。事業主体は県。老朽化が進んだことから、2013年1月に取り壊された。
その後、架け替え工事が着工され、完成に向け順調に工事は進められている。
4月1日付で同事務所長に就任した平良所長は「宮古島の経済活性化のために必要な公共工事の予算化を進めていきたい」と決意を新たにする。
主な事業は次の通り。
【道路整備事業=事業費9億4200万円】平良下地島空港線(伊良部・下地島)2億1400万円▽下地島空港佐良浜線1億1600万円▽平良下地島空港線(橋詰め広場)7400万円▽池間大橋橋梁補修(道路防災保全事業)1000万円▽下地島空港佐良浜線(道路防災保全事業)4100万円。
【街路事業=事業費9500万円】市場通り線(西仲宗根工区)3100万円▽マクラム通り線(西里工区、下里工区)2600万円▽久松線3800万円
【港湾事業=事業費1億6500万円】多良間港(普天間地区)航路拡幅1億1500万円▽長山港(渡口地区)船揚げ場整備5000万円
【空港事業=事業費2億2600万円】宮古空港
【公園事業=事業費1300万円】宮古広域公園(仮称)