ウオーキングで森林浴
木々のアーチ出迎え/きょう「みどりの日」
自然の中を楽しみながらウオーキングやジョギングをする場所といえば、東小学校そばの「学びの森」など多くあるが、その中でも下地与那覇サニツ浜の海岸線沿いに整備された「長崎ふれあい遊歩道」は穴場スポットだ。市中心地から離れていることもあり、市民にはあまり知られていないが、木々のアーチから漏れる夏の日差しや野鳥の鳴き声が心を癒やしてくれる。きょう4日は自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む「みどりの日」。
長崎ふれあい遊歩道は、市民に歩くことで健康増進を図ってもらおうと1993年に供用開始した。
海岸沿いに広がる森の中には約4600㍍の遊歩道が整備されており、市農政課が管理している。
モクマオウやガジュマルなどの木々に覆われた遊歩道は、森林浴を兼ねたウオーキングやジョギングに最適。豊かな森の中で暮らす野鳥のさえずりがあちらこちらから聞こえてくる。
市主催のノルディックウオーキング教室がこの場所で開催され、参加したことがあるという60代の男性は「海岸線沿いに整備されており、木々の隙間から風が流れるように入ってきて心地良い。遊歩道から少し離れると海も一望できる」と話した。
市健康増進課は、歩行距離や所要時間、消費カロリー、コースの特徴などを記した「ウオーキングマップ」を2011年に発行。森林浴ができるコースや、歴史の原風景に出会える歴史文化ロード、美しい海に癒やされながら歩けるうえのドイツ文化村ロードなど、計10コースを図入りで紹介している。
ウオーキングマップについての問い合わせは市健康増進課(電話73・1978)