GW後半、ドイツ村盛況/鯉のぼりフェスト開幕
踊りや遊園地満喫
1000匹のこいのぼりを掲げる「うえのドイツ文化村鯉のぼりフェスト」が3日、開幕した。初日から多くの親子連れが訪れ、移動遊園地やステージイベントを満喫した。イベントは6日まで行われる。
同フェストは毎年の恒例行事で、子どもたちの健やかな成長と市民、観光客の交流促進が狙い。実行委員会が主催している。期間中は約1000匹のこいのぼりが会場を彩るほか、遊園地を特設して子どもに遊び場を提供する。
開会セレモニーで下地敏彦市長(代読)は「家族みんなで来場し、移動遊園地や昔遊びをたくさん楽しんでほしい」と呼び掛け。宮古島観光協会の豊見山健児会長も「みんなで楽しんでほしい」と話し、イベントの盛況を期待した。
会場には三つの大きなエア遊具をはじめ、トランポリンや車遊びのコーナーが設けられた。子どもたちは父母や祖父母の手を引きながら各遊具の前に並び、順番がくると思い切り遊んで笑顔を見せていた。
ステージでは、みやこ少年少女合唱団による合唱ほか「シーフェアリー」による新体操ダンス、のど自慢大会などが行われた。
後半は小雨がぱらつく天候になったが、のど自慢に出場した子どもたちは雨にも負けずに熱唱。歌い終わると応援の父母らから大きな拍手を浴びていた。
上野小学校4年の渡真利鈴華(りんか)さん、平良碧惟(あおい)さん、片岡七海(ななみ)さんは3人で元気に歌った。
渡真利さんは「きょうはとても寒かった~」と体を震わせながらも「3人で最後まで歌えて良い思い出になりました」と笑った。
平良さんと片岡さんも満足そうだった。これからのゴールデンウイークの過ごし方を聞くと、「いつまでも思い出に残る完璧な休みにします」と話した。