はしか 宮古で2人目確認/県、積極的な予防接種を
【那覇支社】県保健医療部は3日、宮古島市の30代女性を含む3人の麻疹(はしか)感染を新たに確認したと発表した。宮古地区での感染は2人目。県内での患者数は、累計で88人となった。県は、積極的な予防接種を促しているほか、「はしかの疑いがある場合は、事前に病院に連絡してから受診してほしい」と呼び掛けている。
県によると、宮古島市で新たに感染が確認された30代女性は、はしか患者との接触があったとみられる。4月30日に発熱し、5月2日に検査確認された。予防接種歴の有無は分かっていないという。
このほか、名護市の20代男性と浦添市の20代女性の感染も確認された。このうち名護市の男性は、職場内感染の疑いがあるという。
宮古島市は、これまで公費負担の定期予防接種(第1期・1歳、第2期・小学校入学前の1年間)対象外の、生後6カ月から12カ月未満の乳幼児へのワクチン接種費用も無償化し、積極的な接種を促している。
大人に対しても、下地敏彦市長が4月26日の会見で指定医療機関8カ所を公表し「連絡してから予防接種を受けてほしい」と呼び掛けている。
市が公表した、大人対象の予防接種が受けられる医療機関は次の通り。(カッコ内は電話番号)
いけむら小児科(73・4970)▽いしみねクリニック(75・5878)▽うむやすみゃあす・ん診療所(73・3854)▽城辺中央クリニック(77・4693)▽下地診療所(74・7878)▽砂川内科医院(73・0037)▽宮古島徳洲会病院(73・1100)▽ひが小児科(73・1477)。