子ども人口 8687人/宮古島市、多良間村
前年比101人減少/20年は8000人以下に
きょう5日は「こどもの日」。宮古福祉事務所(野原勝所長)がまとめた2018年3月末現在の宮古地区の子ども(15歳未満)人口は前年より101人少ない8687人だった。5年連続の減少で、過去最少人口を更新した。国の推計では今後も減少が続き、2020年には8000人を割り込む見通しだ。
宮古地区の子ども人口の内訳は、宮古島市が前年比86人減の8518人、多良間村が同比15人減の169人となっている。前年は対前年比で市が12人減、村は7人増えていたが、今年はそれぞれ減少した。
市の地区別人口の内訳をみると、平良が前年比7人減の6474人、城辺が27人減の631人、下地が24人減の434人、伊良部が40人減の522人。唯一上野が増加に転じ、12人増の457人だった。
地区全体の減少幅は、過去5年でみると2番目に大きい数字になった。15~16年の126人に次いで100人以上減少している。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、宮古地区の人口は今後も減少を続ける見通しだ。20年には7712人、25年には7080人、30年には6574人、40年には5000人台に落ち込むとされる。
宮古地区の子どもは、統計を取り始めた1965年には3万人以上いたが、5年後は2万4030人、10年後の75年には1万8140人まで減っている。2005年以降は1万人を割り込み、過去5年は8000人台で推移している。
子ども人口は、1965年から2010年は国勢調査の数字。13~18年は宮古島市、多良間村の集計値が基になっている。「こどもの日」に合わせて、宮古福祉事務所がまとめた。
「こどもの日」は、子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに母に感謝する国民の祝日。