宮古で総会と研修会/県市町村教育委連合会
約200人が来島し意見交換
県市町村教育委員会連合会の2018年度第63回定期総会並びに研修会が8日、2日間の日程でJTAドーム宮古島で開幕した。県教育委員会の平敷昭人教育長ら宮古や多良間など県内各市町村から教育関係者が参加し、初日の総会で新年度予算案や事業計画案などを審議し可決した。2日目は三つの分科会に分かれてテーマ別に意見を交換し合う。
主催者あいさつで、野原敏之副会長は「こうした会議や研修を通じて、一人一人がその資質を高め、目指す教育像しっかりと持つことが私たちに求められている。研修会では、生きた事例を交えた活発な議論を期待している」と述べた。
歓迎のあいさつで、下地敏彦市長(代読)は「教育行政に関する諸課題について研究、協議するこの2日間が県全体の教育振興や宮古島市にとっても有意義なものになることを期待している」と述べた。
また、平敷教育長も「県教委としては今後も同連合会や各市町村教育委員会と連携を密にし、課題解決に向けた取り組みを推進し、教育の発展に取り組みたい」と、宮古島での開催成功を願う祝辞を述べた。
総会の最後には功労者表彰も行われ、宮古地区からは宮古島市教育委員会の宮國博教育長が「会員8年表彰」を受けた。
総会後には講演会が行われ、e-ネットキャラバン講師でNTT西日本沖縄支店の川満隆さんと嶺間恵誠さんが「子どもたちをネット社会の被害者にも加害者にもさせないために」を演題に講話した。
2日目は三つの分科会に分かれて▽貧困対策の推進▽教職員の業務改善に向けた対策▽地域に愛着と誇りを持つ子どもを育成するための学校と地域社会への連携-をテーマに参加者たちが意見を交換する。