塩川、本村さん功労者表彰/県、「看護の日」記念式典
【那覇支社】「看護の心をみんなの心に」をテーマに、2018年度「看護の日」記念式典(主催・県、県看護協会)が12日、南風原町の県看護研修センターで催され、看護職員功労者として、県宮古保健所保健師の塩川明子さん(59)=城辺福里=や県立宮古病院元看護師の本村悠子さん(60)=平良西里=ら11人が県知事表彰された。
主催者あいさつで、翁長雄志知事(代読・砂川靖保健医療部長)は「すべての看護職の皆さんには、今後とも看護の専門性を十分に発揮し、より質の高い看護の提供に、なお一層の尽力を願いたい」と述べた。
受賞者を代表して、本村さんが「看護の志を胸に、それぞれの専門の看護分野で歩み続けてたことが認められて、心より感謝したい。今後も看護の各分野で力を尽くしたい」と話した。
塩川さんは職歴36年。35年にわたり公衆衛生看護活動に従事し、認知症高齢者を地域で守るネットワークづくりなどに尽力した。
本村さんは職歴37年。宮古病院に入職以来、離島・へき地医療に長年携わり、離島での看護の質向上や人材育成に貢献した。
式典を終え、塩川さんは「これまでやってこれたのも、支えてくれた多くの方々がいたからだと感謝している。これからも、より良い質の高い看護を提供していきたい」と話した。
「看護の日」は、近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に国が制定した。同式典は「看護の心」の普及啓発を通じて、県民の看護への関心と理解を深め、活気ある健康長寿社会づくりに寄与することを目的に、毎年開催している。