04/23
2025
Wed
旧暦:3月26日 仏滅 壬 
社会・全般
2018年5月18日(金)8:55

琉球補聴器が特別賞受賞/日本でいちばん大切にしたい会社

社員教育など高評価


受賞を喜ぶ森山賢社長=10日、那覇市

受賞を喜ぶ森山賢社長=10日、那覇市

 【那覇支社】宮古店を含む県内8店舗で補聴器の販売を手掛ける琉球補聴器(森山賢社長)はこのほど、第8回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で、県内初となる審査委員会特別賞を受賞した。

 同賞は「人を大切にする経営学会」などが主催し、他社の模範となる優れた取り組みを行う企業を表彰するもので、2010年から実施している。今回は、応募総数108件の中から15団体が受賞した。

 琉球補聴器に関しては、▽創業以来30期連続黒字▽全員参加経営の一環で行っている毎日1時間の朝礼▽働きやすい職場作りと社員教育への注力▽「社員の夢をかなえる制度」-の4項目が評価された。

 20年間毎朝行っている朝礼は、ネットを利用した全店舗の社員が参加できるシステムを、4年前に導入。森山社長は「全店舗の社員が参加できるようになり、さらに全社員40人の団結力が強まった」と話す。

 「社員の夢をかなえる制度」は、年間の経常利益1000万円ごとに社員の夢を一つ選び、費用負担や休暇取得などの支援を行っている。4年間で、合計10人に対して「介護車両がほしい」「親戚を集めて食事会を開きたい」などの夢の実現を支援してきた。  

 「両親に車を贈りたい」という夢を掲げた宮古店の新垣宏樹さん(29)は、会社から無利子無担保で資金を借り、4月に実現させた。「入社してから親孝行したいと思えるようになった。この会社に入らなければ、両親に車を贈ることはなかった。これからしっかり働いて1日も早く返済したい」と意欲を語った。

 森山社長によると、夢の支援をすることで社員のモチベーションが高まり、接客レベルの向上にもつながっているといい、「『社員の夢をかなえたい』という私自身の夢もかなっている」と笑顔を見せた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!