今年も無料塾開校
セレブラム 高校生を募集
県子育て総合支援モデル事業(大学等進学促進事業)を受託してる能力開発型予備校セレブラムの新山広明社長は18日、同予備校で会見を開き18年度の生徒募集の概要を発表するとともに、積極的な応募を呼び掛けた。
県では、経済的に厳しい家庭環境にあって大学等への進学に意欲のある高校生に対する学習支援を目的に同事業を実施。
支援対象者は、進学に意欲のある宮古地区の高校に通う高校生で▽児童扶養手当需給世帯▽住民税非課税世帯▽生活保護世帯▽里親等に委託か児童養護施設に入所している-のいずれかに該当することが条件となっている。
18年度の募集人員は3学年合計で40人程度。授業料や教材費等の費用は一切かからず、大学受験や進路指導のほか、学校別・レベル別のクラス授業と個別指導を実施する。
新山社長は「大学進学を希望しているが、塾や予備校に通う費用の捻出(ねんしゅつ)が困難な家庭はぜひ、本事業への参加を検討してほしい」と呼び掛けた。
さらに「アルバイトなどで忙しい生徒もいると思う。週に1回程度でも参加は可能なのでぜひ、気軽に問い合わせてほしい」と話した。
17年度における無料塾の実績は、38人が利用しそのうち3年生は10人。3年生は9人が大学や専門学校を受験し全員が合格しているほか1人は、希望の職種に就職が決まっている。
合格者の詳細は、国立大学1人、私立大学4人、医療系専門学校3人、その他専門学校1人となっている。
入塾には事前の面談予約が必要で、申し込み・問い合わせは、能力開発型予備校セレブラム(電話79・0082)まで。