「緑を大切に育てる」
県植樹祭で決議
【那覇支社】「宜野座発!水と緑のハーモニー」をテーマに、第69回県植樹祭(主催・県、宜野座村、県緑化推進委員会)が19日、道の駅ぎのざ・観光拠点施設で開催され、自治体関係者のほか、市民や小中学生などが参加し、クロトンやコバノサンダンカなど1000本を植樹した。県森林組合会長の下地敏彦宮古島市長も出席した。
主催者あいさつで、謝花喜一郎副知事は「植樹祭で多くの緑が創出され、観光産業の振興につながるだけでなく、県民が緑や水環境について考え、緑を増やす実践運動が広がるよう期待したい」と述べた。
開催地を代表して、當眞淳村長は「植樹祭の開催を機に、村民ひとり一人が緑化への理解を深め、緑豊かな古里を次の世代に引き継いでいけるよう、村民参加型の緑化運動を展開していきたい」と話した。
来年の開催地となる豊見城市の宜保晴毅市長は「宜野座村での開催を参考にして、次年度は『ひと・そら・みどりがつなぐ響むまちとみぐすく』の実現を目指して取り組みたい」と述べた。この後、當眞村長から宜保市長にハイビスカスの苗木が贈呈された。
大会決議では、同村立漢那小学校緑の少年団代表の石川晄大君(6年)と宜野座彩未さん(同)が、「私たちの植えた苗木一本一本が大きく育ち、人々の心を癒やし、豊かな心を育み、次世代の資源へと引き継いでいくために、この緑を大切に育てる」と決議文を読み上げた。
植樹祭を終え、下地市長は「県内市町村の持ち回りで木を植えていくことで、緑がいっぱい育つ。宮古は森林率が低いので、たくさん木を植えていきたい」と話した。