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産業・経済
2018年5月27日(日)8:59

マンゴーの収穫始まる/18年産

ハウス加温で「早出し」/上野の農園、たわわに実る


早出しマンゴーの収穫を始めているユートピアファーム宮古島の上地登さん(左)と次男の元氣さん=26日、上野宮国のユートピアファーム宮古島農園

早出しマンゴーの収穫を始めているユートピアファーム宮古島の上地登さん(左)と次男の元氣さん=26日、上野宮国のユートピアファーム宮古島農園

 宮古島市内の一部の農園で、2018年産マンゴーの収穫が始まっている。ハウス内を加温して着果を早める「早出し」のマンゴーで、上野宮国にあるユートピアファーム宮古島の農園では、たわわに実ったマンゴーが見られる。この農園では、1週間ほど前から収穫作業を始めたという。店内で販売している。

 マンゴーの収穫は7月に集中するが、加温機でハウス内の温度を上げ、開花と着果を早めれば5月の段階で収穫が可能になる。

 約30㌃で加温栽培に取り組んでいるユートピアファーム宮古島では、今年1月下旬から加温。2月下旬には花の満開を迎えた。その後は摘果、玉吊り、袋がけ作業と通常の栽培手順を踏み、1週間ほど前から少しずつ収穫を始めた。

 代表の上地登さんは、2014年から早出しマンゴーを収穫している。「加温栽培はばらつきが少ないから良い。花も一気に咲かせられるし、着果も、実の太りも良い」と加温のメリットを挙げた。その上で「今年も良い実がついた。いよいよマンゴーのシーズンが始まるよ」と笑顔だった。

 ユートピアファーム宮古島では、加温なしを含めて約2㌶でマンゴーを栽培しているが、将来的には全体の3割近くを加温栽培に移行させたいという。上地さんは「加温で安定的に収穫していきたい」と話した。

 収穫したマンゴーは店内で販売しているが、観光客を中心に大人気で品薄な状態が続いている。今後さらに収穫・出荷量を増やして対応し、宮古島産マンゴーのアピールに努める。


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