ANA 福岡直行便が就航
20年ぶり復活を喜ぶ/ 4路線目の本土直行便
全日空(ANA)の福岡-宮古直行便が1日、約20年ぶりに運航を再開した。今回の運航は10月27日までの期間限定。福岡を出発した再運航初便は、満員の乗客を乗せて宮古空港へ到着した。宮古出発前に空港の搭乗待合室では運航再開記念式典が開かれ、ANA上席執行役員で九州支社長の大人形(おおひとがた)綱邦氏や来賓として参加した下地敏彦市長らが、宮古発の初便で福岡へ向かう乗客を前にテープカットを行い運航再開を祝った。
式典には大人形支社長、下地市長のほか、市議会の佐久本洋介議長、宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の豊見山健児会長、大阪航空局宮古空港航空路監視レーダー事務所の岡田英文所長、ANA沖縄支社の近藤博之支社長が参加した。
あいさつに立った大人形支社長は、同路線が羽田、関西、中部に続く4路線目の本土直行便となることを紹介。「10月27日までの運航と今現在はなっているが、引き続き就航していきたいと考えている。そのためには皆さんの協力による安定した利用実績が大きなポイントとなる。引き続き宮古島市の皆さんの協力をお願いしたい」と同路線の定期運航化へ多くの利用を呼び掛けた。
来賓を代表して下地市長が「今までは乗り継ぎの待ち時間が大変だったが、これからはストレートに行くことができる」と利便性が高まることを歓迎。「ぜひ大いに利用してもらい、みんなでこの便を大切にしてほしい」と語った。
最後は同路線の運航再開を祝い、式典参加者でテープカットを行った。
宮古発の運航再開初便には109人が搭乗した。
同便の発着時間は往路が福岡発午前10時5分、宮古着午後0時5分。復路は宮古発午後0時50分、福岡着同2時45分。使用機材はボーイング737-500で座席数は126席。