多良間、九州アマ3位/ゴルフ
3アンダーで高校生トップ/日本アマ出場権を獲得
ゴルフの第48回九州アマチュア選手権は1日、鹿児島県南九州市の知覧カントリークラブ(7059ヤード、パー72)で最終第4ラウンドを行い、7位タイでスタートした宮古総合実業高校3年の多良間伸平は3バーディー、2ボギーの1アンダーでまとめ、4日間通算3アンダー285で単独3位に入賞した。高校生ではトップの成績。多良間は昨年に続き、7月に開催される日本アマチュア選手権の出場権を獲得した。
最終日の多良間は、アウトスタート。パー4の4番で最初のバーディーを奪うと、10番(パー4)でもバーディーを取ってスコアを伸ばした。インでは18番のパー5でこの日三つ目のバーディーを決めて4日間のラウンドを締めくくった。
多良間は「きょうのラウンドでは最後まで自分のゴルフをできたと思う」と振り返った。ただ、「もっとバーディーを取れるチャンスがあった。パットを決め切れないところは今後の課題になる」と語った。
今大会、多良間は首位スタート。2日目は12位タイまで後退したが3日目に7位タイに浮上し、最後は3位フィニッシュ。「崩れずに粘れたことは自分自身評価できる」と話した。
次戦は7月3日に始まる全日本アマ。舞台は福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部。中学3年生のころにラウンドしたことがあるコースだ。
多良間は「前回の全日本アマは予選落ちで悔しい思いをしたので今回はリベンジです。初めてのコースではないので良いスコアを出して予選を通過したい」と意気込んだ。「宮古島で応援してくれる方々のためにも全力を出し切りたい」と感謝を込めて話した。
多良間はここ数年でめきめきと腕を上げている。昨年8月の九州オープン選手権ではベストアマを受賞して九州アマチュア選手権の出場権を獲得。今年4月には全琉アマに出場し、通算7アンダーで2位に15打差をつけて快勝している。