11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2018年6月10日(日)8:55

4月の県内景気「拡大」/日銀那覇支店

57カ月連続で判断維持

 【那覇支社】日本銀行那覇支店(桑原康二支店長)は8日、4月の県内金融経済概況を発表した。県内人口の増加と雇用・所得環境の改善で個人消費が堅調に推移しており、観光も好調で、建設関連も公共投資が底堅いこと、住宅投資も高水準なことから、57カ月連続で「県内景気は全体として拡大している」との判断を維持した。


▽個人消費
 百貨店・スーパー売上高は、食料品などの販売が伸び前年を上回った。コンビニエンスストア売上高も新規出店効果のほか、弁当などの売り上げが好調で前年より伸び、3業態の売上高合計でも前年を上回った。

 自動車販売台数は、中古車が高水準だった前年から減少したものの、新車販売台数は幅広い車種で堅調に推移し、全体では前年を上回った。

 家電製品販売額は、テレビなどの販売が伸び悩み前年を下回った。

▽観光関連
 入域観光客数は、国内客、外国客ともに個人旅行を中心に前年を上回った。主要ホテルの客室稼働率は、那覇市内ホテルで前年を上回ったが、リゾートホテルでは前年を下回り、全体でも前年を下回った。

▽建設関連
 公共工事保証請負額は前年を上回った一方、新設住宅着工戸数は下回った。主要建設会社(下請け除く)の受注額は、民間工事、公共工事ともに前年を下回った。

▽その他
 雇用・所得情勢では、有効求人倍率(4月)は前月を上回ったが、現金給与総額(3月)は前年を下回った。

 企業倒産(負債総額1000万円以上)は、件数、負債総額ともに前年を上回ったが、引き続き落ち着いた動きとなっている。

 金融機関の県内貸出は、アパートローンと住宅ローンを中心に前年を上回った。地元3行の貸出約定平均金利は、前月を上回った。

 同支店では、先行きの県内景気について「引き続き拡大する可能性が高いが、本土景気・海外経済の動向、原材料価格や労働需給のひっ迫について注視する必要がある」と分析している。



記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!