雑賀が2連覇達成/ツールド136㌔ロードレース
女子は仲村4連覇
第11回ツール・ド・宮古島2018ロードレース(宮古島市など主催)が10日、トゥリバー地区を発着点に、136㌔と74㌔で争われた。136㌔は男子が雑賀(さいが)大輔(36)=大阪府=が2連覇、女子は仲村陽子(45)=沖縄県=が4連覇を果たした。74㌔は男子が山本耕平(36)=千葉県、女子は堀江みち子(49)=大阪府=がそれぞれ1位に入った。
136㌔の部は178人が出走、154人がフィニッシュし完走率は86・5%、74㌔は282人がスタートし、277人がゴール、完走率は98・2%だった。
136㌔は午前7時、74㌔は午前7時10分にスタートし、それぞれのコースに挑んだ。
開会式で大会実行委員長の長濱政治副市長が「思う存分島の自然を楽しみ、けがのないように頑張ってほしい」とあいさつした。
今回のロードレースは伊良部、池間、来間の3大橋がコースから除外され、136㌔は本島内をほぼ2周、74㌔は1周するコースに変更された。
この日の天気は晴れ時々曇りで、日中の最高気温は30・5度と真夏日となった。スタートした選手らはそれぞれのペースで自らの目標に挑戦した。
74㌔を完走した酒井俊昭さん(57)=神奈川県=は「3回出場して全て完走した。この大会は、ほかにはない空気の爽やかさがあり、気持ちが良い。橋が渡れなくて残念だったが、景色は最高だった」と感想を述べた。
地元から74㌔に出場した諸見里綾乃さん(46)は「地元の大会なので積極的に参加している。(レース)前半は追い風だったが、後半の向かい風には、へこたれそうになった。チームのメンバーの励ましで、完走できた」と笑顔で語った。