三線の展示と販売へ/宮古木工芸
英国オキナワデーに参加
英国ロンドンで23日に開催される「オキナワデー」に初めて参加する宮古木工芸代表の与儀昌樹さん(27)が出発を前に12日、市役所平良庁舎で下地敏彦市長に抱負を語った。下地市長は激励した上で「楽しみだ」と述べ、与儀さんの活躍に期待を込めた。
オキナワデーは、音楽や踊りを通して沖縄の文化に親しんでもらおうと、イギリス沖縄県人会とロンドン沖縄三線会が2009年から開催し、今年で10回目。欧州最大のオキナワデーには、観客など約8000人が参加するという。
与儀さんは「オキナワデーは、沖縄で毎年6月23日の『慰霊の日』に合わせて開催されるイベント。当社が製作した三線の展示・販売と宮古島をアピールする宮古民謡ライブも併催される。私が三線を弾いて宮古民謡の新城のクイチャー、与那嶺のアニガマ、伊良部トーガニーを歌う」と語った。
また「当社では月当たり三線を20丁作っている。好調な売れ行きで製作が間に合わない。イギリス沖縄県人会には修理がされていない三線が60丁あるという。私の力で60丁をメンテナスや修理したい」と決意を伝えた。