災害ゼロ向け決意新た/宮古地区安全大会
全国週間に先立ち開催
全国安全週間(7月1~7日)に先立ち14日、2018年度宮古地区安全大会(県労働基準協会宮古支部など主催)が「新たな視点でみつめる職場 創意と工夫で安全管理 惜しまぬ努力で築くゼロ災」をスローガンに、市中央公民館で開かれた。参加者らは安全宣言を採択、指差し呼称で労働災害ゼロに向け、決意を新たにした。
主催者を代表して同協会宮古支部の上里明通支部長が「安全週間は今年で91回を迎える。各産業、業種は人手不足が取りざたされている。それに呼応するように、今まで減少傾向にあった産業事故や労働災害が増加傾向にある。今一度、労働災害撲滅に向けた取り組みを強化してほしい」とあいさつした。
宮古労働基準監督署の宮国浩署長は「この全国安全週間を機に、労働災害防止の重要性を認識するとともに、安全活動の着実な実施を図るよう心掛けよう」と呼び掛けた。
沖縄労働局の腰痛予防アドバイザーの山内義崇理学療法士が「職場の腰痛対策で働き方を考える」と題して講演した。
また、今年4月~23年3月末までを計画期間とする沖縄労働局第13次労働災害防止計画の概要が説明された。同計画は▽死亡災害撲滅を目指した対策の推進▽過労死等の防止等の労働者の健康確保対策の推進▽企業・業界単位での安全衛生の取り組み強化-など八つの重点項目からなっている。
大会後半には「本大会を契機に、安全で安心な職場環境を作っていくため、事業者と労働者が一体となって取り組んでいく」と大会宣言を採択した。