今年もマンゴー共和国/島の駅みやこ
市長が建国を宣言/「やっぱりうまい」おいしさPR
「島の駅みやこ」で17日、宮古島産マンゴーの全国区ブランド化を目指した「マンゴー共和国」建国式が行われた。今年で4回目となるこのイベント。例年通り宮古島市の下地敏彦市長が大統領に就任し、建国を宣言。実際に食べごろの島内産のマンゴーを試食し「やっぱりうまい」とそのおいしさをアピールした。
今年のイベントは8月27日まで開催され、期間中はマンゴーガイドマップを活用したマンゴーグルメが楽しめるほか、50軒のイベント参加店舗で入国ビザを提示すると特典やサービスを受けることができる。
この入国ビザは、宮古空港到着ロビーや島の駅みやこにある入国管理事務所で発行される。
昨年まで入国ビザの発行は有料だったが、今年からより多くの人に楽しんでもらおうと、無料となった。
建国式で大統領の下地市長は「各地で海神祭が行われているほか、『父の日』でもある。『母の日』に比べ『父の日』は印象が薄い。ぜひ、お父さんにマンゴーをプレゼントしてほしい」と呼び掛けた。
さらに、下地市長は「宮古は生産量日本一。宮古のマンゴーを食べればまた来年も食べに宮古に来たいという気持ちになると思う。私たちも生産農家を支援しながら内外にこのおいしさをアピールしていきたい」と述べた。
建国式には、同共和国大臣の下地義治宮古島商工会議所会頭、島の駅みやこ出荷者協議会の上地誠副会長も同席し、建国をPRした。
3人は建国に伴う三つの誓いとして▽宮古島のマンゴーの虜になること▽そのおいしさにおぼれること▽宮古島産マンゴーを知らない迷える民を救い続けること-を宣言した。
上地副会長は「宮古島のマンゴーは技術力の向上もあり、今年も品質の高い商品がたくさん生産される。全国トップの生産量を誇る宮古産のマンゴーを多くの人に楽しんでもらいたい」と述べた。
式の最後には、今年最初の入国ビザが宮古島市のイメージキャラクター・みーやに発行された。
式後は、島の駅に訪れた観光客らに宮古島産マンゴーが振る舞われ「すごく甘い」「おいしい」「みずみずしい」などの感想が聞かれた。