「量より質の転換を」/宮古島観光協会が総会
会長に豊見山氏を再任
宮古島観光協会(豊見山健児会長)は25日、市内のホテルで第5回定時総会を開いた。会員ら多数が参加し、2017年度貸借対照表など8議案を承認。2年の任期満了に伴う役員選任で、会長に宮古協栄バス社長の豊見山健児氏(72)を再任した。今回で6期目を務める豊見山氏は「これからの宮古島の観光は量より質の転換を」との認識を示した。今後の宮古の観光産業発展に向け、新体制がスタートを切った。
前期の繰越金845万円より今期の収支差額マイナス401万円を引いた443万円を次期繰り越しとした。
新年度事業計画によると、下地島空港国際線等旅客ターミナルの建設が始まり、来年3月の供用開始を目指し、3年後に30万人の利用を計画。国際線、LCCやプライベートジェット機等を受け容れる事業、革新的パイロット養成事業がスタートする。今後もインバウンド(韓国、台湾、中国)は、重点地区として継続的に誘客活動を展開していく。
また県宮古事務所により、2018年度離島観光活性化促進事業(宮古圏域)を受託し、離島主導プロモーションやOCVB連携プロモーション、全県的誘客展開との連動性を高める。航空会社、旅行会社とのタイアップによる商品造成等、さらなる観光振興へ向けて戦略的な展開を実施する。
総会終了後、懇親会が開かれ、参加者らはクルーズ船寄港による観光客増や宮古島市主催の各種イベントなどについて歓談した。
新役員は次の通り。(敬称略)
会長=豊見山健児(宮古協栄バス社長)▽副会長=平良勝之(メイマックス会長)吉井良介(宮古島東急ホテル&リゾーツ総支配人)根間靖(ホテルアトールエメラルド宮古島専務)砂川靖夫(ホテル共和社長)▽専務=池間隆守(宮古島観光協会)▽理事=下地敏彦(宮古島市長)下地義治(宮古島商工会議所会頭)小堀健一(日本トランスオーシャン航空宮古支社長)香取尚(全日本空輸宮古支店長)東郷治人(ユニマットプレシャス取締役)神里操(宮古第一ホテル社長)宮下英治(エメラルドコーストゴルフリンクス総支配人)砂川能樹(八千代バス社長)島尻義彦(沖縄ツーリスト宮古エリアマネージャー)座間味正(エアー宮古社長)砂川喬(のむら常務)川平三秀(はやて社長)西里長治(パラダイスプラン社長)粟国将一郎(セイルイン宮古島社長)、下地隆之(まるちくタクシー代表取締役)砂川拓也(多良川社長)下地勝(菊之露酒造社長)平安秀昭(ホテルピースアイランド宮古島社長)石原雄(オリックスレンタカー宮古島社長)▽監事=根路銘康文(宮古ビル管理社長)友利博明(ホテルサザンコースト宮古島社長