特産品ずらり、市民どっと/宮古の産業まつり開幕
47団体が島の魅力PR
第33回「宮古の産業まつり」が4日、宮古島市熱帯植物園で開幕した。初日から多くの市民が来場し、島の特産品や伝統工芸品を買い求めながら各イベントを楽しんだ。黒糖や車エビ、花木の苗、てんぷらのほか、地元の食材を使ったオリジナル商品は飛ぶように売れ、まつりは初日から大盛況だった。まつりはきょう5日まで。クイチャーフェスティバルが開催される。
午前10時から開場式が行われ、はじめに同まつり実行委員会の下地義治会長(宮古島商工会議所会頭)が「特産品、農林水産物の展示即売会、宮古の織物のファッションショーに加えてマグロ料理コンテストなど新しい内容もある」と話し充実の祭りを強調した。
きょう5日に行うクイチャーフェスティバルも紹介し、「家族連れで楽しめる祭り」などと述べ、期間中における多くの市民の来場を呼び掛けた。
下地敏彦市長は「この機会に多くの市民に県産、地元の特産品を見てほしい。宮古の産業まつりからヒット商品が生まれることを期待する」と話した。
下地会長らによるテープカットの後、市民が一斉に会場入り。黒糖や泡盛、魚や野菜のてんぷら、焼き魚、車エビなど食べ物のコーナーには長蛇の列ができた。中でも宮古牛を使用した焼き肉丼や牛そば、ハンバーガーコーナーは大人気。多くの市民が宮古牛の美味に舌鼓を打った。
花木や果樹の苗販売コーナーもにぎわいを見せた。キャベツやブロッコリーなどが飛ぶように売れた。マンゴーのチリソースやローゼルのジャム、モズクのプリンやキャラメルなどの商品を買い求める客も多かった。
伝統工芸品もずらり展示、訪れた市民は手にとって完成度の高さに感心していた。宮古工業高校の生徒たちはロボットを展示、子どもたちを喜ばせた。宮古島市と交流している福島県西会津の特産品も紹介され、交流都市を印象付けた。
午後から始まった宮古の織物ファッションショーは多くの観客でにぎわった。東小の児童は創作クイチャーを披露、航空自衛隊南西航空混成団は音楽公演を行い、産業まつりを盛り上げた。
きょう5日は、クイチャーフェスティバルやみゃーくぬ味料理コンテストなどのイベントが行われる。