学校にWi-Fi整備/市教委が検討開始
来年度予算要求へ
市教育委員会(宮國博教育長)は宮古島市の小中学校で、スマートフォンやタブレット、パソコンからインターネットに接続できる無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を整備する方針となり、事業化に向けて検討に入った。来年度の予算要求を目指している。また、それに伴って各学校それぞれの児童生徒数に考慮した数のタブレットも導入していくとしている。27日に行われた市教育課題協議会の中で下地信男教育部長が見解を示した。
この日の協議会では、各小中学校長からの要望として新学習指導要領の内容を実施できるICT機器の整備が求められた。
これを受けて下地部長は「インターネットから教材を引き出した授業も導入されるので、どこの教室でもタブレットを持って学習に取り組める環境を構築するためには校内Wi-Fiの整備は必要になる」と述べた。
新学習指導要領では、プログラミング教育もあり、小学校ではそれが20年度から始まることから19年度での予算措置を目指している。
下地部長は「新学習指導要領に合わせて取り組みは行っていくので、来年度には予算要求という流れになると思う。できれば小中一気に整備を進めたいが財政課との調整もあるので、一気にやるのか、予算を刻んで整備するのは今後の協議になると思う」と話した。
予算については「補助事業ではないので、まずは市が単独でやった上で交付税で措置する流れになると思う」と述べた。
現在、タブレットを保有する学校は2~3校程度でその数も限られていることから、今回の整備に合わせて必要な数についても確保していくとしている。