「受章はみんなへの栄誉」/本村氏叙勲受章祝賀会
2018年度春の叙勲で瑞宝双光章(教育功労)を受章した本村幸雄氏をたたえる祝賀会が6月29日、市内ホテルで開かれた。祝福に訪れた多くの関係者に対し本村氏は「私一人に対する受章ではなく、みんなに対する栄誉と受け止め受章した」とこれまでの周囲からの支援に感謝の思いを語った。
妻・和子さんとともに祝賀会に参加した本村氏は受章者あいさつで多数の出席に謝意を述べるとともに「今回の受章は私一人、個人が受章したということではなく、私を取り巻く多くの人たちの私に対する指導と支援があって今回の受章につながったと思う」との考えを示した。
叙勲伝達式を振り返り「会場に入ると鳥肌が立った。遠い、小さい宮古島から来てこんなものをもらっても良いのかと涙ぐむとともに、関わってきた皆さんの顔が浮かんできて泣いてしまった」とのエピソードを披露。天皇陛下拝謁については「感激の極み。感動は人を大きく成長させるというが、私は本当に大きく成長した。また頑張らなければという思いがした」と語った。
来賓祝辞では下地敏彦市長が、子供たちの教育向上や人材育成など本村氏のこれまでの功績をたたえたほか「豊富な知識と経験で今後とも後進の指導をお願いしたい」と期待した。
本村氏と同級生の下地市長が、高校3年生のころの2人が写っている懐かしい写真を披露するサプライズもあった。
宮古島市議会の佐久本洋介議長の音頭で受章を祝し参加者全員が乾杯をしたほか、多くの人が祝辞や余興で祝意を示した。