住みよい社会の実現へ/社明運動広報活動出発式
第68回社会を明るくする運動街頭車両広報宣伝活動出発式が2日、同運動宮古地区推進委員や宮古保護区保護司会メンバーらが参加して市役所平良庁舎1階ロビーで行われた。地区推進委員会の委員長を務める下地敏彦市長が住みよい地域社会の実現に向け、この運動が地域の意識高揚につながることに期待を寄せた。また、出発式の前には内閣総理大臣、県知事、県教育長からのメッセージの伝達も行われた。
社会を明るくする運動とは、すべての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深めるとともにそれぞれの立場で力を合わせ、犯罪のない地域社会の構築を目指す全国的な運動。
市では同運動の強化月間である7月に毎年、広報宣伝活動などを行っている。
出発式で下地市長は「非行や犯罪をなくすためには取り締まり強化や厳罰化のみでなく、すべての人たちがそれぞれの立場で行動することが大切」と呼び掛けた。
その上で「誰もが安心して暮らせる明るい社会の実現に向けて、この運動が地域社会に更生保護の精神をより一層浸透させることを願っている」と述べた。
また、激励のあいさつで宮國博教育長も「近年、市内の少年非行の数は減少傾向にあり、これもこの運動や地区推進委員会を含め、諸団体の活動のおかげ。これから暑い日が続くが、体調に気をつけて運動を頑張ってほしい」と呼び掛けた。
この後、参加者が6班に分かれて、街頭車両広報宣伝活動を展開。各地域を巡回して地域住民らに活動への理解と協力を呼び掛けた。