東添道で水道水源開発/需要水量の増加に対応
市長「安定供給確実に」
市の上水道施設整備事業の東添道水源開発工事に伴う建屋建築の地鎮祭が6日、下地敏彦市長や建築を担当する垣花建設の職員らが参加し、平良字字西仲宗根の建設現場で行われた。工事は、大型リゾート施設開発が多数計画されていることや伊良部島への送水に伴い、需要水量の増加が予想されることから飲料水の安定確保が目的。工期は来年1月11日まで。下地市長は「水の供給を確実なものにするためにも今回の整備となった。これからも安定して水が供給できるよう取り組みたい」と述べた。
市では、2015年度から候補地選定や揚水試験等を行う調査業務を実施し、16年度には県知事の変更許可申請許可に基づいて今回の工事を開始している。
17年度の繰り越し事業で、事業費は4539万6000円となっている。
敷地は16年度に購入済みで、面積は495・0平方㍍。建築面積は120・1平方㍍(平屋)となっている。
井戸を整備する水源開発工事は16年度で完了済み。事業費は5350万4000円となっている。
東添道流域の水源開発は今回で6カ所目で、同施設の1日の取水計画量は1日当たり3000立方㍍。
現在、宮古全体の1日の取水計画量は3万3400立方㍍だが、同施設が稼働すれば3万6400立方㍍となる。また、建屋に整備する機械・電気工事(外構工事含め約2億5000万円)についても、本年度内に完了を予定している。