本村さん叙勲受章を報告
宮古教育行政に貢献
【那覇支社】長年にわたり宮古の教育行政の発展に貢献し2018年春の叙勲で瑞宝双光章を受章した、元平良中学校長の本村幸雄さん(73)ら4人が6日、県庁に平敷昭人教育長を訪ね、受章の喜びを報告した。本村さんは「今後も人間性を磨きながら、宮古島の教育行政の発展に頑張っていきたい」と述べ、決意を新たにした。
本村さんは、中学校教諭として採用後、各学校で研究主任として、社会科や生徒指導、道徳教育などの研究発表に精力的に取り組んだほか、宮古教育事務所長、宮古島市立教育研究所長も務めた。また、県豆記者交歓会宮古支部長に就任するなど、交流体験学習を通した人材育成にも尽力した功績が評価された。
本村さんは報告後、「これまで、宮古の学力向上のためにどうすればよいかと考え続けてきた。20代で静岡県の文部科学省指定研究校に半年間派遣され、勉強した経験が自信になった」と振り返り、後輩たちへ「教師としての倫理観をしっかり持ち、人間性を磨いて頑張ってほしい」とエールを送った。
また、夫人の和子さんに対しては「家庭をしっかり守ってくれたので仕事に打ち込めた。今日まで健康にやってこれたのも妻のおかげ。これからも二人で頑張っていきたい」と語り、感謝の思いを口にした。
平敷教育長は「長年にわたって県教育の振興と発展に尽力し貢献した。その功績が認められたことと思う。今後も元気に、後に続く教育界にアドバイスをしてほしい」とたたえた。