訪問活動、積極的に/高齢者相互支援で研修会
高齢者相互支援活動推進事業によるリーダー養成研修会(主催・県老人クラブ連合会、共催・宮古地区老人クラブ連合会)が9日、宮古青少年の家で開かれ、受講生約60人に「高齢者相互支援活動推進員」としての身分証明書が交付された。
開講式で同連合会の蓋盛元常務理事は「研修会を機に、地域における訪問活動を積極的にしてほしい」と激励した。
講師を務める市社会福祉協議会のコミュニティーソーシャルワーカー古波蔵孝子さんは、宮古島市における地域づくり「ひとりぼっちをつくらない~宮古島市のCSW(コミュニティーソーシャルワーカー)の取り組みから~」と題して講義した。
古波蔵さんは、旧下地町社会福祉協議会に勤務していた2002年5月以後、地域福祉活動コーディネーターとして活躍。講義では当時の活動実績を紹介するなどした。
古波蔵さんはまた、これからの協働プロジェクトとして「ごみ屋敷処理プロジェクト、徘徊(はいかい)SOSメールプロジェクト、フードバンクプロジェクト、リサイクルプロジェクトをつくる必要がある」と提案した。
居宅介護支援事業所「本部園」の主任介護支援専門員、奥野肇三さんが「高齢者訪問支援活動入門編~みんなで力合わせて訪問活動~」、県栄養士会理事で栄養士の吉田陽子さんが「食と健康(低栄養素・認知症予防」と題してそれぞれ講義した。