台風被害状況を視察/JAおきなわ
大城理事長「支援策を検討へ」
JAおきなわの大城勉理事長は12日来島し、台風8号による農作物の被害状況を視察した。大城理事長は、下地地区のほ場を訪れ「農家の生産意欲を下げないように、早めの対策や支援を図りたい」と述べた。
JAおきなわ宮古地区本部の下地保造本部長らが、台風襲来時の様子などを説明。
周辺のキビ畑と比較して折損の被害が大きい畑を見て大城理事長は「風向きやキビの成長具合とかいろんな要因が考えられる。専門家の意見とか聞いて、原因を究明しなければ」と話した。
台風8号の被害は、当初の予想よりは少ないと見込まれることなどをJAの職員が説明したが、この畑と同じくらいの被害の畑も数カ所あるという。
下地本部長は「この時期にたて続けて台風に見舞われると、春植えや株出しに消極的な意見も出てるかも。関係機関のショックも大きいと思う」と懸念材料を挙げた。
大城理事長は「災害対策本部は立ち上げており、台風6号、7号に引き続き3回目。来週の火曜日に、状況報告して会議を開く」と話し、早急の支援を考える意向を示した。
この後、数カ所のキビ畑を見て、13日はマンゴーとオクラの状態を視察して八重山に向かう予定。