市内幼小中 23校でブロック塀不適合
県内で2番目に多く/大阪北部地震受け県教委調査
宮古島市立幼稚園や小、中学校でブロック塀がある31校のうち、約74%に当たる23校の132カ所(延長6760㍍)で建築基準法に適合しないとみられる塀があったことが14日までに分かった。市町村別では那覇市の43校に次いで2番目に多い。劣化がみられる塀は26校で129カ所だった。調査した県教育委員会は今後、詳細な点検を実施した上で各市町村の教育委員会と連携し、危険な塀については撤去や補強などの対策に乗り出す方針だ。
調査は大阪北部地震で、ブロック塀が倒壊し女児が犠牲となったことを受け、県内の学校を対象に6月22日~7月6日まで実施した。
各学校に設置された塀については、高さ(2・2㍍以下)や補強の状況が建築基準法に適合または不適合かや、劣化の有無を学校職員らが目視で確認した。
その結果、不適合とみられる塀が確認された宮古地区の学校の内訳は▽小学校12校77カ所(延長4035㍍)▽中学校11校55カ所(同2725㍍)-だった。
幼稚園はゼロで、多良間村内の学校では、劣化がみられるものの建築基準法に適合しないとみられる塀はなかった。
一方、高校(特別支援学校含む)では3校で13カ所(延長705㍍)だった。