西銘副大臣が視察/台風被害のキビ畑など
沖縄4区選出の衆院議員で経済産業副大臣を務める西銘恒三郎氏が14日朝、台風8号による被害視察のため来島し、サトウキビ畑の状態などを確認した。被害が出ているサトウキビについて、農家所得減少につながることに懸念を表明し、政府でできることは対応していく考えを示した。
那覇発宮古行き初便で来島した西銘副大臣は、伊良部と上野のサトウキビ畑を視察したほか、宮古島漁協と伊良部漁協から台風による影響などについて話を聞いた。
宮古空港でマスコミの取材に応じた西銘副大臣は、伊良部のほ場はサトウキビの折れたところを取り除き、生かせるところを生かそうとする作業を視察したことを説明。「反収は落ちるがゼロになるよりは良いということで作業していると説明を聞いた」と話した。
上野のサトウキビは背の低い春植に欠損被害が多いことを確認したという。宮古全体のサトウキビ被害額が5億円超と報じられていることを挙げ「農家の手取りが何億円も減るということは被害が大きい。何かあれば市長や市議らと連携を取りながら、政府でできることはやっていきたい」との考えを示した。