繁栄願いクイチャー奉納/宮古島夏まつり始まる
きょうは東西大綱引き
宮古島夏まつり2018(主催・同まつり実行委員会)が20日、3日間の日程で始まった。台風10号の影響も心配されたが初日は漲水御嶽と宮古神社で豊年祈願祭が行われ、女性たちがクイチャーを奉納し五穀豊穣と無病息災を祈願した。午後6時からは西里、市場、下里の3通り商店街で歩行者天国が実施された。また、第代ミス宮古島のお披露目も行われたほか、会場には多くの観光客や浴衣姿の家族連れらでにぎわった。2日目は東西大綱引きが予定され、最終日の22日は花火ショーも行われる。
漲水御嶽で行われた豊年祈願祭ではツカサたちが祈りをささげ、漲水クイチャー保存会や池間の女性たち、西原みどり会のメンバーらが島の繁栄を願うクイチャーを奉納した。
主催者を代表して夏まつり実行委員長の下地義治宮古島商工会議所会頭は「このイベントで多くの市民、観光客が活気あふれるにぎわいを満喫し、楽しい時間を過ごすとともに、それぞれの地域においても元気と明るさがこの祭りを通してどんどん湧き上がることを期待している」と述べた。
長濱政治副市長も「宮古島夏まつりは島を元気にするイベントになった。祭りを心待ちにしていた皆さんの思いの強さで台風も遠ざかってくれた。今回は花火ショーもあるので3日間楽しい時間を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
漲水御嶽の祈願祭後、一行は宮古神社に移動し、五穀豊穣などを祈願した。
豊年祈願祭には、観光客らも多数訪れ、一緒にクイチャーを踊りながら宮古島に本格的な夏の到来を告げる祭りを楽しんでいた。