教育・文化
2018年7月22日(日)8:55
医療現場でドクター体験/宮古島徳洲会病院
医師目指す中学生14人
宮古島徳洲会病院(増成秀樹院長)は21日、宮古島ジュニアドクター体験セミナーを開催した。医師を目指している、または医師の仕事に興味がある中学生14人が参加。内視鏡や救急、手術の3部門の医療現場で摸擬体験をした。
開会式で、増成院長は「宮古島徳洲会病院のドクターには、宮古島出身者がいない。島全体の医療を考えた時、地元出身の医師がいるべきである」と述べ、将来、宮古島出身の医師が勤務することに期待を込めた。
生徒たちは白衣を着用し、内視鏡部門では実際に内視鏡胃カメラ操作を行い、消化器診療を体験した。
救急部門では心肺蘇生法を含む救急医療を、手術室部門ではガウン、手袋を着用し、皮膚切開、縫合、結紮(けっさつ)などをそれぞれ摸擬体験した。
参加した金谷駿太君(北中1年)は「内視鏡胃カメラは操作しづらく、中が見づらかった」と感想を話し「機会があれば、また参加したい」と意欲を見せた。
同セミナーは、地域の医療を支える人材を地元から育てることを目的に実施し、今年で9回目。