産業・経済
2018年7月22日(日)8:58
大物マグロ上場が急増/宮古島漁協
大漁で昨年7月の2倍
今月に入ってから、宮古島漁協のセリ市場には大物キハダマグロ(1匹当たりの重さ40㌔以上)の上場が急増している。21日時点の取扱量は昨年7月分と比べ2倍の30㌧で推移。キロ単価は最高1200円、最低は310円と大きく変動している。今後好天が続いた場合、7月の単月では過去最高の30㌧以上が予想されている。
今月17日までの競り市場では、大物キハダマグロのキロ単価は500~1200円を推移した。しかし、18日の競り市場では、重さ53㌔の大物キハダマグロがキロ単価310円で競り落とされた。
突然の暴落情報は広がった。大物マグロを追う漁師の一人は「18日までに大物キハダマグロは50匹ほど水揚げした」と喜び「自分の大物キハダマグロがキロ単価310円で落札されるとは」と肩を落とした。
仲買人の一人は「高値だったり安値だったりするのが競り市場だ。暴落するのは仕方がない」と語った。
別の漁師は「キロ単価310円は非常に安い。釣り上げた漁師にも生活が懸かっていることも理解してほしい」と声を落とした。