知念がA組優勝/B組は砂川、C組仲間
大勢の参加でにぎわう
市長杯サマー囲碁まつり
宮古島市長杯2018サマー囲碁まつり(主催・同実行委員会、共催・日本棋院平良支部、宮古毎日新聞社)が22日、市内のこすみ囲碁教室で行われた。A組(六段以上)では知念一将八段格が6年ぶりに優勝した。通算優勝回数は6回。B組(五段クラス)は砂川栄五段。C組では仲間毅四段が優勝し、五段に昇段した。
サマー囲碁まつりは宮古島夏まつりと合わせて開催され、夏のひと時を楽しむ大会として毎年好評を博している。今年も50人(A組12人、B組21人、C組人)の参加でにぎわった。
長年囲碁に親しみ宮古の囲碁界発展に尽くしてきた黒島正夫大会実行委員長は開会式で「今になって囲碁をやっていて良かったと思う」と、高齢になっても楽しめる囲碁の素晴らしさを話した。
サマー囲碁まつりは、平良市長杯囲碁大会(合併後は宮古島市長杯囲碁大会)とは別に開催していたが、2009年から二つの大会を統合し現在の名称で開いている。伊志嶺幹夫宮古毎日新聞社社長は、大会の開催に協力してくれた歴代市長や協賛会社に感謝した。
対局は手合い割で行い盤上では、日ごろ鍛えた力と力がぶつかり合う熱い戦いが繰り広げられた。
A組では知念一将八段格、知念正夫六段親子と友利敏雄六段の3人が全勝で勝ち上がり、くじ引きで知念正夫の2位が決まった。優勝を争う一局は知念一将と友利の戦い。知念が友利の中盤の緩着をとがめて押し切った。知念は「楽しく打てた。今後は県大会でも優勝できるよう頑張りたい」と話した。
B組の決勝では砂川五段と池間雅昭五段が対戦した。喜久川盛男六段も全勝で並んだが優勝争いを辞退し2位になった。終始戦いが続いた決勝は砂川が勝った。砂川は「池間さんとの一局は運が良かった。これからも囲碁に精進し六段を目指したい」と笑顔いっぱいだった。
C組の仲間四段は同大会初優勝。「日ごろ、こすみ囲碁教室で教えていただいている先輩たちのおかげで優勝できた」と喜びを語った。
結果は次の通り。
【A組】優勝=知念一将八段格(3勝)▽2位=知念正夫六段(2勝)▽3位=友利敏雄六段(2勝1敗)
【B組】優勝=砂川栄五段(4勝)▽2位=喜久川盛男五段(3勝)▽3位=池間雅昭五段(3勝1敗)▽敢闘賞=伊波満五段(3勝1敗)、黒島正夫五段(同)、洲鎌玄徳五段(同)、本村尚三五段(同)
【C組】優勝=仲間毅四段(4勝)▽2位=浜川昇四段(4勝1敗)▽3位=洲鎌玄勇初段(3勝1敗)▽敢闘賞=池間豊四段(3勝1敗)、上地健三二段(同)、池間藤夫四段(同)